つみたてNISAとは、2018年1月から金融庁が始めた少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度で、購入できる金額は年間40万円までに限られており、非課税期間は20年間であるほか、購入可能な商品は、金融庁に選別された長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託に限られていますので、初めての資産運用としてはとてもおすすめです。
ここに注目→本来なら、投資から得られた利益に対し、約20%の税金(住民税や所得税など)がかかりますが、つみたてNISAはこれがゼロになります。
わたしが、つみたてNISAを知ったきっかけは、妻が妊娠したため、インターネットで学資保険を調べていました。そしていくつかの候補を決め、詳細の説明を受けるため実際に保険屋さんと会うと、「今は学資保険よりも変額保険や、外資形保険の方がおすすめです」と説明を受けました。
もともと学資保険しか頭になかった私は保険にいろいろな種類があることを知り、子供のために、一から合理的な資産運用方法がないか調べました。
そこでiDeCoと、つみたてNISAを知ったのです。
タイミングも良かったです。丁度つみたてNISAが始まりそうな時期だったので。
iDeCoと、つみたてNISA、この二つを知らずにいたらどれだけ勿体無い思いをしたかわかりません。
iDeCOは過去の記事(コチラ→「iDeCoを始める人はここから」)で説明してるので、今回はつみたてNISAの説明になります。
私はどちらも始めているのですが、中にはどちらか片方がいいという方もいるかも知れませんので、iDeCOとの比較をしながら説明していきます。
比較
税金面
iDeCO:①毎月の積み立て額がそのまま所得控除になるため、所得税、住民税が安くなる。
②70歳まで運用益非課税
つみたてNISA:①20年間運用益非課税
○つみたてNISAの20年間運用益非課税も通常の投資と比べたらかなり税金面において優遇されているのですが、やはり毎月の積立額が所得控除になるiDeCoがすごすぎるため、税金面ではiDeCo。
年間投資上限額
iDeCO:14万4000円(公務員等)~81万6000円(自営業)
つみたてNISA:40万円
○自営業の方や専業主婦(夫)であれば、iDeCOの方が多く投資(積立)可能ですが、公務員や会社員であればつみたてNISAの方が多く投資(積立)可能です。
各種手数料
iDeCO:口座開設手数料(最初の1回のみ):2777円~
口座管理手数料(毎月):年間2004円~
つみたてNISA:無料
○各種手数料はiDeCoは過去の記事(コチラ→「iDeCoを始める人はここから」)にも書きましたが継続して毎月の口座管理手数料がかかりますが、つみたてNISAにはありません。
自由度
iDeCO:原則60歳になるまで引き出せない。
つみたてNISA:いつでも引き出すことが可能。
○これは考え方だと思います。
すぐ引き出せてしまうと使ってしまうという人には、引き出せない方がいいかもしれません。
比較のまとめ
本来なら、iDeCoは通常の個人年金と、つみたてNISAは通常の投資信託と比べてみるのがお得さが分かっていいのですが、比べるまでもないので、あえて、そもそもどちらも大変お得な制度を比べてみました。
私は老後にもらえる年金を増やしつつ、節税もできるiDeCoと、学資保険や銀行貯金で積み立てるよりも子供が20歳の時多く積み立てることができそうなつみたてNISAどちらもおすすめします。
始めるには
前置きが長くなりましたが、つみたてNISAのお得さが分かったところで、いざ始めるにはどうしたらいいか。
つみたてNISAを取り扱う金融機関でつみたてNISA口座を開設すればいいのです。
注意点としては①開設できるのは一人一口座のみ、②年に一度にだけ金融機関は変更可能です。
よって、金融機関選びが重要となってきます。
金融機関の選び方
つみたてNISAでは、金融機関による手数料の違いはありません。
なので、商品の品揃えが重要となってきます。
そうすると、上からSBI証券(132商品)、楽天証券(129商品)、マネックス証券(121商品)となってきます。
これらから選ぶのが良いのではと思います。
私はSBI証券にしましたが、ほかの2つでもまったく問題ないと思います。
しかし、私みたいに、つみたてNISAはSBI証券、iDeCoはマネックス証券、マネーブリッジを行うために楽天証券と3社開設するのが面倒な方は1社に絞るのもいいと思います。
参考までに、
SBI証券:つみたてNISAだけでなく、様々な投資を始める方におすすめ。
楽天証券:投資信託だけではなく楽天銀行や楽天市場など楽天ポイントを利用する方におすすめ。
マネックス証券:iDeCo、つみたてNISAのみの運用だけならおすすめ。
で、選ぶのが良いのではないかと思います。
一度、それぞれの資料を請求して慎重に選ばれることをおすすめします。
下記に各証券会社の資料請求ページのリンクを貼っておきます。
SBI証券の資料請求はコチラ→SBI証券公式
楽天証券の資料請求はコチラ→楽天証券公式
マネックス証券の資料請求はコチラ→マネックス証券公式
以上、お読みいただきありがとうございました。
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